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大阪岸和田の花屋さん(フラワーショップ)花むすび

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6.ベルギーって、どんな国?

-いざ、ベルギーへ
アメリカでの生活に後ろ髪を引かれつつ、目指すは次の目的地である憧れのベルギーにあるダニエル・オストさんの花屋です。世界で一番アーティスチックなアレンジメントを作る、言わずと知れたフローラルデザイナーです。彼が、アメリカのシカゴでデモンストレーションをした時にお手伝いさせて頂き、そのご縁で知り合いました。「ベルギーに勉強しに来てもいいよ」とオストさんが声をかけてくれたのを真に受けて、一年後にベルギーに渡りました。アメリカでの留学中は大変忙しく、ベルギーに行く事を心に決めてはいましたが、スケジュールを全く知らせていませんでした。その事を後悔しながら念の為、ベルギーに旅立つ一週間前に電話しました。やはり、一年前の約束など覚えているはずもなく、「あなたは、誰?」と聞かれる始末。前途多難の出発です。チケットも取ったし、取りあえずベルギーに行ってから説明しようと飛行機に乗り込みました。

-ベルギーの空気
初めて降り立った憧れの地、ベルギー。アメリカのざわざわと賑わった空港とは対照的に静かで落ち着いた雰囲気です。到着便は、図々しくも伝えましたが出迎えてくれる人はいませんでした。それにもめげず、明るい声で花屋に電話をして到着を伝えると「あっそ」とガチャン。あれー?なんか嫌われているかなーと感じつつ、花屋のあるセントニクラウス駅までの行き方を駅で聞き、電車を乗り継ぎ目的地へ。窓から見える一面緑の牧草地と草を噛む牛ののんびりした姿が、期待と不安の胸の内を癒してくれました。始めて見るヨーロッパの田園風景に、すっかりリラックスしてセントニックラウスに到着です。位置的には、ベルギーの首都ブリュッセルとアントワープの中間ぐらいに位置しています。町全体がアンティークな感じで、道はほとんど石畳に覆われ、町の中心には大きな教会もあり、そこを中心にして放射線状に道が続き町が構成されています。価値ある古いものを大切に使って生活しているベルギーの人たちの町を作る努力の結晶がこの町の雰囲気を作り出しているのでしょう。

-いざ、花屋さんへ
早速、セントニクラウス駅から花屋さんに電話して、到着を告げると「あっそ」でまたガチャン、、、。駅からタクシーを捕まえて花屋の前で降り、二つの大きなスーツケースを押して、扉を開けると「わー本当に来たの?」大阪人には社交辞令が通用しないことを、ベルギー人は知らないらしい。応接間に通されると、奥で何やら話し合いがされている。ジェットラグと眠さでふらふらする中、三時間も待っただろうか。あーこれは完全に嫌われていると、やっと確信した瞬間でした。

-さー仕事だー!
この花屋での居場所を作る為、翌日から必死で働きました。まずは、掃除です。全てが本物の骨董品の器や家具なので丁寧に拭いていき、掃き掃除は敷き詰められた煉瓦の間に入った小枝の一つ一つを丁寧に掃いていきます。建物そのものが100年以上経つ店なので、息を吸うのもゆっくり丁寧にしなければ、雰囲気を壊してしまいそうな感じです。花のディスプレイにも独特のこだわりがありました。バラは、一本ずつナイフで棘を取り、子花と一緒にスパイラルに組みモバックの大きな器に入れていきます。スペースも十分に取り色別に分けてディスプレイしていきます。アメリカで効率よくキーパーの中に花を並べていたのとは、大違いです。

-ヨーロッパの従弟制度
ヨーロッパ、特にベルギーでは、従弟制度のような習慣が残っていて、修業させてもらう者は、親方に技術を教わる代わりに、労働力を無料で提供するという習慣が未だに当たり前に行われています。アメリカでは、働いた報酬はお金という形でもらうのが当たり前でした。しかし、ヨーロッパでは働いた報酬に技術を見習う。その習慣によって、ヨーロッパの職人の高い技術が未だに引き継がれているような気がしました。日本にも昔は、職人肌の頑固おやじがたくさん生息したと聞きますが、、、。

-ベルギータイム
忙しい現代社会において、時間を気にせず本当に美しいものを作る事だけに集中できる環境がオストさんの花屋にはありました。アメリカ、日本での生活を通して、“時は金成り”の考えが染み込んでいた頭には、たいへんなカルチャーショックでした。美しいものを作るのに、大きなオブジェの小枝角度にまで妥協しない後ろ姿に感動しました。ベルギーでは、時間がゆっくり贅沢に流れていくような感じがしました。

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